全ての生き物は、その体内の細胞から、常に揺らぎを発生させています。その揺らぎに共鳴するように、別の生き物がさらに揺らぎを重ねていきます。
それは次第に仲間を作り、群れとして行動し、次の命を授けます。
海、空、地上の動物たちと、そこに流れる川や樹木。全ての生き物が生み出す鼓動がいくつも重なり、次第に綺麗なハーモニーを生み続ける事で、地球は育まれてきました。

仲間を支え、互いに助けようとする想いが、そこに共鳴する豊かな波長を作り、そしてそれは空気を通って心地よいハーモニー、つまり「音」を生みます。人間はひとりではあまりに弱いですが、共鳴する仲間と協力して生きていくことで、社会を形成しています。
ところが、そんな社会生活の中で、個人の独特の感性や価値観が幾らか軽視される事に、やりにくさを感じてしまうのも事実。
自分の個性と感性を大切にして、心の奥に隠れている微かな鼓動から、どんな音楽が聞こえてくるのでしょうか。
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