MASCHINE: クラブ風ダンスミュージック(テクノ)の即興作曲から演奏までやってみる
こんにちは。
今日は地元での花火大会。人混みがそこそこ苦手な私は、そんな日こそ練習スタジオでゆっくり過ごすのでした。ギターやベースを担いだお兄様たちがやってくるような、バンド用の練習スタジオです。そこにデジタルガジェットだけを持ち込む勇気。
ライブに出かけるかのようなワクワク感と同時に、自宅の機材セットアップをばらしてたくさんの機材を運ぶのは面倒(!)・・・です。
とりあえず、
- YAMAHA AG06(ミキサー兼ループバック対応オーディオインターフェース)と、
- 同じくオーディオインターフェースのKOMPLETE AUDIO6、
- MIDIコントローラーのNative Instruments Maschine MK2、そして、
- MacBook Pro
これらを持ち込んで、あとはその場で適当にやりながら考える事にしました。
今回のスタジオワークの目的
練習スタジオに入る目的は、お手頃価格のUSBオーディオインターフェースからの音が、スタジオ内の他の楽器(ドラムやシンセサイザー)の音に負けるのか、互角に戦えるのか、音質はどうなのかをチェックするのと、Maschineコントローラーだけで即興でどれだけの音が作れるのかを試すためです。
普段は自宅スタジオで作業しているので、そのスキルが一歩外へ出て、いつもと違う空気・環境になってもちゃんと維持できるのかという度胸試し(?)にもなりますね。
DAWで使うコントローラーやシンセサイザーは、価格も手頃で、小型・軽量のものが多いです。モバイルで楽しめます。
・・・しかし、たった一人でこれらガジェット機材を持ち込んだ場合、スタジオの部屋に鍵がかけられる事を確認しましょう。もし鍵がない場合、盗難が怖くてトイレにも行けません。
そう考えたら、iPadって便利ですよね。iPadアプリには、本格的に使えるシンセサイザーが多数リリースされています。iPadには盗難時には持ち主に位置情報を通知したり、デバイスをロックしたり、強制的にデータ消去するなどの機能までついているわけなので、最悪盗まれてもどうにかなりますね。
やってみた。結果は?
Native Instruments KOMPLETE AUDIO6とYAMAHA AG06を比較してみました。別に定量的に分析するデータを取ったわけではありません。感覚での比較です。
YAMAHA AG06の方が、音が明瞭な感じがしました。さすがのYAMAHAサウンドという感じ。昔と変わらず、「明瞭な音!」です。
KOMPLETE AUDIO6は若干、低域にフォーカスしているかもしれません。
Maschineの自動演奏と同時に生ドラムも合わせて叩いてみたり、YAMAHA SY99(懐かしいデジタルシンセサイザー)の音と比較しながら音を出してみたりもしましたが、Maschineのソフトシンセサウンドでも全然負けてませんでした。やはり目の前の生ドラムの存在感がやはり目立ちましたけど、ソフトシンセが埋れてしまうという感じはなかったです。
ただロックバンドに参加して演奏するなら、生のドラム、ギター、ベースが同時に鳴ってもその音圧と戦えるようにエフェクト等で調整した方がいいかもしれません。ハードウェアのシンセサイザーは恐らくそこらへんがしっかり調整されたプリセット音が最初から用意されているのではないでしょうか。
さて、スタジオ内の即興でどこまでできたか。
いつも自宅で作業しているとですね、気が散ります。愛犬のシェルティー君が「おいこら、俺と遊びなさい」攻撃を仕掛けてくる中、機嫌を取りながら制作活動をしていかねばなりません。彼には申し訳ないですがやっぱりスタジオは気持ちいいですね。集中できます。ずっと時間を忘れて夢中で遊んでしまいます。
前回までご紹介した、ゲートタイムやリリースタイム、コンプレッサー(サイドチェーン)なども活用して音を作ってみました。テクノっぽく聴こえてればいいんですが・・・。所要時間はほぼ30分程度。Maschineの凄さはこの即興性!と言っても過言ではありません。
Maschineはまさに「楽器」でした。
今、この記事編集中に気がついたんですが、ヘッドホンしないでやっていたので、各音色の周波数帯がぶつかってますね。録音するならEQ(イコライザー)きちんとかけなきゃなと反省。ではまた!