「DAWを使って楽曲制作をするにはどの程度のスペックが必要なのか」には様々な意見があります。その理由はそれぞれ人によって、作りたい音楽のタイプや目的、作業時間や予算が異なるためです。
- CPU:リバーブやディレイなどのエフェクト、オーディオファイルへの書き出し、ソフトシンセの演奏など、コンピュータによって音をリアルタイムで生成するために重要
- メモリ:コンピュータのOSやDAWアプリケーションの駆動の他、サンプラーでオーディオファイルをリアルタイム演奏するために重要
- ストレージ(SSD):上記オーディオファイルのリアルタイム演奏を含め、メモリ容量を超えるデータを扱うための仮想メモリとして使用する他、サンプリングデータの保管
生楽器を録音して演奏するタイプの音楽と、シンセサイザー音楽では、必要なCPU速度やメモリ・SSDのサイズに違いが出てきます。テクノ系の音楽の場合、CPU速度は軽視できません。M1 Macの場合、SSDの仮想メモリパフォーマンス機構が優れている(内蔵SSDは爆速)ため、メモリサイズはそれほど気になりません。
選択した構成
- CPU:M1 CPUでは、クロック数というよりもCore数が重要ですが、今回は10コアを選択。
- メモリ:16GB
- SSD:KOMPLETEやAbleton Live Suiteのサンプリング音色を保存するだけでも、内蔵1TBでも足りないため今回は2TBを選択。といってもここは知恵を使って内蔵と外付けトータルで2TBにしてみたい。
外付けSSDをモバイルデバイス(MacBook)に接続する矛盾
外付けSSDは内蔵SSDより値段が安くなりますが、モバイルデバイスの機動性が損なわれるという問題があります。MacBookのディスプレイ裏側にポケットでも作って、そこにSSDドライブをはめ込むようなディスプレイカバーがないか調べるも、良い方法が見つかりません。3Dプリンターでカバーを作ろうかと考えていたところ、こんなサイトが見つかりました。https://blog.skeg.jp/archives/2021/01/m1-macbook-air-ssd-lid.html
先日作った外付けSSDドライブに磁石を貼り付け、MacBook Proのディスプレイに貼り付けるということを実践してみます。
用意したもの:
- 外付けSSD
- MacBook Proのハードケース
- SSDドライブに貼り付ける100均のマグネットテープ
- MacBookに貼り付けるメタルプレート




SSDパフォーマンス速度
2500MB/s を超えてます。このくらいあれば十分。

補足
Native Instruments KOMPLETEを外部ストレージに保存するには:どうやってNative Accessで製品のインストール先を変更できますか?
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